私が漢方と出会ったきっかけです
20歳のわたし
他人の目が気になる
自分を鏡で見るのがイヤ
痒くて眠れない
半袖は着られない
とにかくただみんなと同じ生活がしたい
私自身アトピー性皮膚炎を患い当時このように感じていました
同じように悩む方のお手伝いがしたいと思い薬局をはじめ
小児から成人まで沢山の方々のアトピー卒業のお手伝いをしてきました
脱ステロイド
「言うは易し行うは難し」無理をして写真のようにならないでください
私は標準治療(ステロイド外用薬)を絶対悪とは考えておりません
薬に支配されるのではなく状況に合わせて上手に使いこなすべきと考えています
アトピー性皮膚炎ガイドラインによれば小児アトピーの8割は12歳までに標準治療で完治します
私は治癒までの期間を短縮するお手伝いをしています
日本皮膚科学会ガイドライン
アトピー性皮膚炎ガイドライン2018
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/atopic_GL2018.pdf
抜粋しました
あなたもしくはご家族のカラダと向き合うため以下の部分はお読みください
第Ⅰ章
2.1定義、疾患概念
2.2病態生理
2.4発症因子・悪化因子
2.5疫学
2.7皮疹の特徴
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3.1治療の目標
3.2治療方法
3.3薬物療法
3.4スキンケア
3.5悪化因子の検索と対策
3.6心身医学的側面
3.11その他、プロバイオティクスなど
3.12アトピー性皮膚炎の民間療法について
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第Ⅱ章
CQ1:アトピー性皮膚炎の治療にステロイド外用薬はすすめられるか
CQ2:皮疹が十分に軽快した後もステロイド外用薬を継続する場合、塗布頻度を減らす方法とランク(強さ)を下げて運用する方法のどちらがよいか
CQ9:アトピー性皮膚炎の治療に保湿剤外用はすすめられるか
CQ10:アトピー性皮膚炎にシャワー浴は有効か
CQ12:重症アトピー性皮膚炎の治療にシクロスポリン内服はすすめられるか
CQ13:アトピー性皮膚炎の治療に漢方療法は有用か
CQ17:乳児アトピー性皮膚炎の症状改善にプロバイオティクスを投与することはすすめられるか
CQ21:石鹸を含む洗浄剤の使用はアトピー性皮膚炎の管理に有用か
はじめに申し上げておきますがアトピー性皮膚炎は体質です
そのため緩解・治癒された方でも生活リズムが乱れると再発する可能性はあります
治癒を望むのであれば出来るかぎり若いうちにいらしてください
年齢を増すごとに治療が厄介になります
ガイドラインにある通りアトピーは心身医学的側面があります
「注意欠陥多動性障害(ADHD)などの発達障害の合併が高いことが知られている…」
発達障害を病気を捉えるかは別問題として、
多動がある子の落ち着きの無さがアトピーの掻痒と関連していることは治療上重要なポイントと考えます
痒みを抑えることは困難です
しかし痒い時に生じている気持ちの昂ぶりは抑えることができます→結果的に痒みが治まります
実際治療をしていて、落ち着きがある・片付けができる・整理立てて物事を進める
これらをキチンと躾けてあげることはアトピー治療には有効です
アトピーには遺伝的素因があると言われていますが、これは親がアトピー体質であると子への対応がルーズになるためと考えています
そこで漢方でサポートしています
漢方には多動の子のメンタルを落ち着かせる働きがあります
アトピーでは「痒い」と感じたときの昂ぶりを落ち着かせます
そして成長を待つのではなく、促すことで痒みは感じにくくなり
結果としてアトピーがみるみるうちに改善していきます
小児であれば1-2か月のうちに明らかな改善がみられます
成人は重症度によりますが2-3ヶ月のうちに体感的な変化が現れています