血糖にいいものある?と聞かれることがあります
自覚症状がないのに薬と飲み続けなければならないという
腑に落ちないですよね
しかし糖尿病は脳梗塞・心筋梗塞さらには認知症の元凶ですからコントロールが重要になります
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糖尿病について漢方の本を開いてみると
『糖尿病に白虎湯』
というものがちらほら見られる
正直なところ、んん!?と疑問・疑念が浮かぶ…
白虎加人参湯に血糖を下げる効果があるというデータがあるらしい
血液検査をして血糖降下作用が確認されたのならそれで良いですが
SU剤・α-GIや近年ではGLP-1などの方が結局薬を飲むなら効果が高いでしょう
どうしても漢方薬が良いという方であれば使えるかもしれません
なぜ糖尿病に白虎湯を使うようになったのか??
もともとは『消渇』という言葉のとらえ方が問題のようです
白虎加人参湯は傷寒論の陽明病の処方で
熱邪が裏(腸胃)に籠り煩燥し、さらに発汗過多による渇きが起こった病態
一言でいうと『大煩渇』
いくら水を飲んでも口の渇きが止まらないものを『消渇』といいます
どう間違えたのか糖尿病の方の口渇(腎の再吸収↓による多尿からくる口渇)
をこれに当てはめた
さらに白虎湯の条文
「三陽合病、腹満身重、難以転側、口不仁、面垢、譫語遺尿…」
この遺尿=多尿に当てはめたようです
無理がありすぎます
白虎湯証の体内がカラッからの人間から尿が沢山出るはずがありません
もし白虎加人参湯で血糖が下がるとするなら理論は別のところにあるのでしょう
方剤の成り立ちとその時代の病とをつなげるのは難しいです
しかし方剤を作り上げた方の理論体系に基づいた使い方をしてあげれば効果は想像以上に発揮されます
先哲へ失礼のないようにしたいですね