食物アレルギー
基本方針
「正しい原因食物の診断に基づく可及的必要最小限の食品除去」
①各個人のアレルゲンを知ること
②食物は成長・健康に必要不可欠なため可能なものは摂取
③アレルゲン物質でもある一定量までは摂取可能な場合がある
小児の食物アレルギーでは成長によって耐性がつく場合多い
卵・乳・小麦など
0-1歳に多くその後自然に治っていく→余分な除去を避ける
ピーナッツ・ソバ・甲殻類・魚・ゴマなどは治りにくいアレルゲン
→除去 or 経口免疫療法(下記)
≪桃アレルギーはないが桃缶でアレルギーが発症した事例≫
桃缶に含まれるシロップに乳製品が含まれていた!!
桃のアレルゲンは加熱などの加工により減弱されないものが主
ソースなどにも注意が必要
近年では「食物アレルギー対応カフェ&レストラン」もある
食物アレルギー ひやりはっと事例集 (アレルギー支援ネットワーク)
大豆製品のアレルギーの順位
大豆(煮豆) > 豆腐 ≫ 納豆 > 味噌・しょうゆ
*大豆アレルギーの方でも納豆より下のものは摂取しても反応しない方もいる
魚アレルギー
時間が経つとアレルギー物質ヒスタミンが増加
同じ魚でも新鮮なものなら反応しないこともある
魚は缶詰になると5割程度(全員ではない)でアレルギーの発症↓
経口負荷試験が必要 *自身の判断で行わない
経口免疫療法
アレルゲンを最少量から摂取を開始しアレルギー反応が起きない量で徐々に増加していく
*摂取を毎日(定期的)続けることが必要
食事ではなく薬だと思って継続する
やめることで元に戻っていしまうため食べ続けなければならない
喘息既往の方は重篤な副反応が起きやすい
現在はまだ専門医の研究段階である…
アナフィラキシーを起こしたことのある方
エピペン β-刺激薬 経口ステロイド
などの緊急時の対処法を理解し携行している必要はある
必要に応じて近隣の緊急病院を把握しておくことも必要