花粉症のはなし

前回の処方ばっかりの内容では用語がわかりづらいので

一般的な花粉症のはなしを書いてみました

日本でブタクサの花粉が原因のアレルギーが確認されたのが1960年代

その後スギ・ヒノキ・ヨモギなど次々と花粉によるアレルギー性鼻炎・アレルギー性結膜炎を発症することがわかった

 

日本は建材の人工木の植林が各地で行われた結果、スギの増殖とともに花粉症患者も急増した(患者は年々増えている)

2050年頃までは花粉を飛散させる人工林の成長が予想され、その後減少すると言われている

それ以前の本を開いてももちろん「花粉症」という言葉は出てこない

 

漢方の本には冬~春にかけて起こる鼻水・鼻づまり・くしゃみといった症状の記録がある

 ≪素問玄機原病式≫「鼽は、鼻に清涕出づるもの也」

特に春に鼽(きゅう)をあらわすものを

 

  『春季鼻鼽/しゅんきびきゅう』

 という

 

 閉蔵(冬) → 発陳(春)

 

春は発陳(はっちん)

陽気が生じ春の到来を告げる季節

 ≪素問四気調神大論≫「春三月、是れ発陳と為す」

 

草木が芽吹くのと同じようにヒトの身体も

 

冬の間に蓄えていたエネルギーが目を覚まし気を外に発散します

 

「春気」が上昇して全身をめぐりカラダは活動の準備を始めます

 

準備が出来ていなければ動こうとしてもどうにも重く感じてしまいます

 

  春に体調を崩すさないようにを補います

Q次に花粉症の症状は何か考えてみましょう

 

 鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・涙・くしゃみ・咽のかゆみや痛み

  それらに付随する頭痛・発赤・眠気など

 

といったところでしょうか

この中には気を補うことで解消されるものも多いですが

 

カラダからあふれる お水 が症状となっているものもあるようです

このお水をさばく必要がありそうですね

 

冬は汗をほとんどかきません

汗をかかないのに水分は取っています

更にその内容は冷蔵庫やお店で冷えたもの飲み物をカラダに流し込む

 

冷えたお水は代謝に苦労がかかります

代謝が追い付かずまた流し込む…

 

冬の間にため込んだお水は春の気とともに外に溢れてきます

これが花粉症の鼻水・涙です

 

  鼻水や涙で困る方は

   尿量を増やします 胃腸を温め水の代謝を良くします

ここまででの処置で花粉症が良くなる方と

ここまでの処置をすると悪化する方がいます

 

悪化する方はの症状が出る方です

 

冬と春はどちらも風の強い季節です

違いは温度差です

 

春の風は花粉症でない方からすれば心地の良い暖かな風ですね

この温風で症状が悪化する方がいるのです

 

特に4~5月になって症状がひどくなり

その症状は顔が赤くなる・腫れる・熱感・鼻水が黄色い・ネバネバ・目ヤニ

といった症状になる方

 

 熱いと感じる方は

  熱感を冷まします

お話を伺いながら以上のようなことを考えお薬を決めています

処方は前回のブログ 花粉症/春季鼻鼽 に載っているのでそちらをご覧ください

≪ワンポイントアドバイス≫

 花粉症の方が普段できること

 

①水分(特に冷たい)の摂りすぎに注意しましょう

②刺激物の摂りすぎに注意しましょう

 *漢方理論ではありませんが粘膜の炎症は付着した花粉が刺激となりやすい

 *喫煙も良くありません

③入浴して発汗しましょう

④朝起きる時間を早めましょう

 *体を動かして気を活発に巡らせる