春は気分が上がらない季節 うつ病の方も準備を

 

日本の春はその季節の気である“肝の気”が昇ってくる季節です

 

冬の寒い時期は貯蔵(閉蔵)の季節で身体も自然と力や気を貯えていました

春になるとそれが昇り、芽吹きとともに外に出ていこうとします

植物も動物(人間も)も動き始めるのです

 

この季節に気が昇らないと、やる気がでない・憂うつ感・イライラなどが現れます

周りの人は明るく元気なのに…と思っている方や五月病になる方は

気候は春を迎えているのにカラダの準備が出来ておらず新年度を迎えてしまい

無理をさせたことによるものも原因の1つと考えられます

 

「この季節には、少し早く起き、楽な格好で外に出てゆったりと歩き、体をのびやかにし、

春に芽生えた万物と同じように、心身ともに活き活きと、活動的な気持ちをもつ、あるいは活動する」

 

これが春の季節に調和した養生法です

 

 

漢方薬でなんとかならないの?と聞かれたら。。。

 

<補中益気湯>

 

 

この方剤は“元気になる薬”みたいなイメージがあると思いますが、栄養ドリンクとは違います!

“脾気虚”(食欲不振、気力低下、食後眠いなど)と言われる証に適応する薬で

一般的には胃腸を調える薬と考えた方が良いです

 

いくら仕事で疲れたと言っても食事が取れるなら飲んでも効果はありません

 

薬より食事です  飯を食って寝てください

 

 

もう1つ大切な適応証に“清陽不昇”があります

これは脾気虚から派生したものですが、脾の機能である“上に昇らせる作用”が低下したものです

内臓下垂(胃下垂・脱肛・子宮脱・眼瞼下垂)に効果があるとなっているのはこのためです

落ちてしまった臓器を持ち上げるほど力があるのか疑問ですが…

 

 

とにかく初めに書いたように春は気が昇る季節

 

補中益気湯が気を昇らせる脾の機能をサポートしてくれます

特にこの効果のある薬味は3つ

柴胡(サイコ)・升麻(ショウマ)・黄耆(オウギ)です

 

毎年春に気持ちが上がってこなくて悩んでいる方は今から準備をしてみてはいかがでしょうか?