薬を出さないという治療

何個か前のブログで逆子の妊婦さんに対して

「今の私の力では適切な処方が思い当りません・・・」

とお薬を出せないケースを紹介いたしました

  逆子を治すには

今回は薬を出さないという選択について

 

 

先日いらっしゃった方は

便秘で悩んでいるという相談でした

 

「1か月ほど前から週に1~2回しか排便がない」とおっしゃいます

しかしよくお話を伺ってみると

食事量を減らしており体重も減っている

食欲はありお腹も空く

腹痛や腹満感・残便感はみられない

水様便・硬便・コロコロ便ではない

その他異常な所見は見当たりませんでした


便となる絶対的な食事量が足りていないと判断しました

そして食事をもっととるようにしてください

そうそれば排便も週に2~3回に増えます

とお伝えしお薬は出しませんでした

 

いつかの記事にも書きましたが

大切なのは薬より食事+睡眠です

飽食の時代ですので食べ過ぎはNGですがお腹が空くという生理的な反応は正常なことです

バランスの取れた旬のものを取るよう心掛けてください

 

 

同じ条件で比較することは出来ないので判断するのはムズカシイですが

薬を飲まなかったほうが治りが早かった

余計に長引いたというお話を聞くことがあります

また傷寒論にはこんな文章があります

 

 71条

「太陽病、発汗して後、大いに汗出で、胃中乾き、煩燥して眠るを得ず、水を飲まんと欲する者、少々与え之を飲み、胃気和せしむれば即ち癒ゆ。~」

 

つまりお水を少し与えれば治るということ(・へ・)

傷寒論には「水」という方剤が載っているとおっしゃる先生もおられます

 

排便は毎朝1回なければならない思われている方がいます

食事量や体質が人それぞれ違いますからそんなはずはありません

腹満感や腹痛がなく正常な形のある便が出ていれば2~3日に1回でも問題ありません