熱のたまり場

傷寒論 辨発汗後病

「発汗多、亡陽譫語者、不可下、与柴胡桂枝湯、和其栄衛、以通津液、後自癒。」


漢方医学大系 龍野一雄より

熱は表に行くと同時に上の頭へも昇っていく。頭は発汗剤を使った位だから陽気の熱が多かったと見なければならぬ。そこへ裏から熱が上って行ったので譫語を起こしたのだろう。熱は膀胱経に入れば狂となり、胃経に入れば譫語になる。水が減れば火が盛んになる、津液を亡すれば熱症状が強くなる。


傷寒論 106条

「太陽病不解、熱結膀胱、其人如狂~」

傷寒論 212~215条

「~但発熱譫語者、大承気湯主之。」

「~硬則譫語、小承気湯主之。」

「陽明病、譫語発潮熱、脉滑而疾者、小承気湯主之。」

「陽明病、譫語有潮熱、~宜大承気湯下之。」


ただし216条では

「陽明病、下血譫語者、此為熱入血室;~」

となっており、譫語に下血を伴うものは胃経ではなく血室。小柴胡湯(144条)の適応となるようだ。



胃(承気湯類)と血室(小柴胡湯)の熱と譫語

表裏・内外の位置関係で整理できるのだろうか


181条 「~内実、大便難者、此名陽明也」

148条 「此為半在裏半在外也」


う~ん・・・