黄連阿膠湯と三黄瀉心湯

黄連阿膠湯:黄連・黄芩・阿膠・芍薬・鶏子黄

三黄瀉心湯:黄連・黄芩・大黄

 

黄連阿膠湯【傷寒論:少陰病】

「少陰病、得之二三日以上、心中煩、不得臥、黄連阿膠湯主之」

少陰におちた病態であるからすでに陰陽の虚衰がある

陰(体内の水)への配慮として阿膠・芍薬・鶏子黄

ここで熱邪熾盛となったために黄連・黄芩を配している

 

中医学にいう心腎不交だろう

病態解釈としては問題ないが漢方薬で回復できるのだろうか

心腎不交という語を見ると大河ドラマ真田丸で秀吉が亡くなる前のシーンを思い出す

 

成無己の注は「陽余り有れば、苦を以て之を除く、黄連、黄芩の苦、以て熱を除く」となっており

少陰病において有余の邪熱がある病態か・・・

症状としては精神錯乱か?不眠程度でも良いのか?

応用すれば温清飲のように用いられるのだろうけれど、そうすると温清飲との使い分けは?

試してみたいけれど鶏子黄はロッキーにでもお願いすれば良いのカナ

【世医得効方・1343年/元・危亦林】の補心丹(天王補心丹)との違いも教えて欲しいところです

 

 

それに対して

三黄瀉心湯【金匱要略:驚悸吐衄下血胸満瘀血病】

「心気不足、吐血、衄血、瀉心湯主之」

黄連阿膠湯とは異なり陰陽の虚衰はない

熱邪熾盛に対して黄連・黄芩

陰(体内の水)が充実しているものに対して、胃(腸管)から余剰の熱・水を排泄する大黄を加えた方剤

 

 

この2剤には関係性があるのだろうとおもう