漢方薬が見直されている・注目されている
テレビやネット等でもよく取り上げられています
漢方の歴史からみても注目度の高い時代なのだと思います
そんな時代だからこそ漢方の良さを知って頂き
当然、効果を実感して欲しいと願っています
近年、漢方薬を合方する先生方をお見受けします
・芎帰調血飲第一加減をベースに加味逍遥散
・抑肝散+疎経活血湯
・桂枝茯苓丸+当帰芍薬散+加味逍遥散
こういった処方構成には??なマークが浮かんできます
処方を組んだ先哲の意図、その後に使用した治験例を見てゆけば
・芎帰調血飲の人
・加味逍遥散の人
・抑肝散の人
それぞれがあるはずなのです
ところが合方することはそれを否定したことになります
もちろん中医学においてもです
お気づきだと思いますが飲まれる方の胃袋(カラダ)はひとつです
1ヶ所に2つのお薬が入るイメージ浮かびますか?
何故2剤が必要なのでしょうか?
西洋薬の場合お薬を減らしたいと願う一方で
漢方薬はカラダに良いから合わせて飲んでも良いと思っていらっしゃるのでしょうか?
どんな分野においても人を魅了する仕事はsimpleです
不格好な仕事というのはまだまだ削ぎ落とすべき部分がある
本当に必要なもの
本当は不必要なもの
私には弁証が整理できてないだけのように思えます
標治・本治があるならば順序を決め一方が良くなってから他方にアプローチする
経験上、弁証・処方はsimpleな方が良く効きます