脾虚と食後嗜眠 糖質制限からわかること

漢方ではよくご飯を食べた後に眠くなるのは脾虚(脾気虚)だという

 

いわゆる胃腸機能低下です

 

西洋医学でも食後は消化器官に血液が注がれ脳へ糖が十分に行かないために眠くなるといいます

「低血糖が原因かも?」などと書かれている記事を目にしますが糖尿病患者でインスリン注射やSU剤等を使用している方でない限り現代の食事で低血糖を起こすことはありません

ヒトは食事から糖を摂取しなくてもカラダでつくり出すことができます

 

 

昨年から私も取り入れている糖質制限

これを始めて最も喜ばしい変化は

食後に全く眠くならないことです

 

以前は

コーヒー・ガム・ストレッチ・顔を引っ叩く?

何をやってもダメ(+_+)

 

「昨日もう少し早く寝れば良かった」と後悔しつつ今夜も同じ時刻に就寝…

お昼ご飯を食べた後や15時過ぎた辺りになると決まって眠気に襲われて読書や仕事がはかどりませんでした(-_-)zzz

しかし

 

今は全くそれがありません!

 

睡眠時間が少なくても頭が働くようになったと仰る方もおり

これは糖質制限を取り入れている方が皆さん実感されているので間違いない事実

 

ここでちょっと汚い話を挟みます(._.)

 

 

今までに一度は(いや、何度も!?)嘔吐したことがあると思います

その嘔吐物には胃液の他に何が混ざっていましたか?

お酒を飲んだ後に食べたラーメン?夕飯のお米?パスタ?

おそらくお肉が出てきたという方はいないと思います

これは胃での消化にかかる時間の違いをあらわしています

糖質(米・小麦・いも類・砂糖など)は胃での滞留時間が長いため嘔吐物に混ざっているのです

その一方、タンパク質は滞留時間が短く腸へ進んでゆきます

 

漢方でいう脾虚(脾気虚)の方は甘いモノを欲する傾向にあります

一度に沢山食べられないから少量で栄養価の高いものを摂ろうとしているのです

 

逆に脾虚痰飲の方は甘味の過剰な摂取により痰濁が蓄積した状態

ラーメンブームにスイーツの溢れる世の中

さらに美味しく精製された現代の食料は糖度が非常に高いため

昔の人が『贅沢』と言っていたものを普段からあたりまえに摂っています

スーパーやコンビニのお弁当を思い浮かべてください

ご飯の面積が異常に大きくないですか?

なぜ定食大盛りは”ごはん大盛り”なのでしょうか

残念でなりません…

糖尿病患者が増え続けているのも当然で

若い世代に増えている心筋梗塞や心不全・脳卒中は

脾虚痰飲の方に突然起こる『中風』という病態です

食後の血糖値をぐーーーんと上げてインスリンを絞り出し一気に急降下

まるでジェットコースター(笑)

 

ご飯1杯は角砂糖18個分と同程度の糖質です

見てください気持ち悪くないですか(@_@;)
んん!?写真は17個?まぁいいでしょう


血糖値が上がってから急降下するとお腹が空いた気がするだけなんです

もちろん栄養は足りています

それはもう糖質中毒になっていますよ(+o+)

もしあなたが同時通訳の方くらい脳をフル回転で使っているならば甘いチョコレートが必要となるでしょう

話を漢方に戻しますが

脾虚の方に用いる建中湯の処方構成を考えるとそれもそうかと思います

 

小建中湯:芍薬・桂枝・大棗・生姜・甘草・膠飴

 

膠飴は麦芽糖=水飴ですから

 

脾虚の方が必要とし食後嗜眠を起こす甘味とは糖質ただそれだけなのだと感じています