3/1(火) 19:00~@講談社
『ケトジェニックダイエット』斉藤糧三先生
出版記念講演に参加して参りました
急な講演決定にも関わらず100名近くおられたと思います
それだけ注目度が高いのでしょう
簡単ですが昨日のレポートです
斉藤先生はfunctinal dietなるものを推進しているそうです
functional=機能性学
例)がんと闘うため
低糖質+ココナッツ(中鎖脂肪酸)+酸素治療
癌はライフスタイルの変容で改善可能である
日本ファンクショナルダイエット協会
http://www.functionaldiet.org/
1992年に「穀類を摂りましょう」と国が定め
摂取カロリーのうち60-70%を糖質から摂取するようになりました
するとみるみるうちに糖尿病患者が急増することとなった
「食の欧米化が原因である」という理論から摂取カロリーによる食事療法を導入するも糖尿病患者は増える一方
このガイドラインは現在も変わらず続いています…
・糖質の過量摂取が脳の血流低下→認知症リスク増大
・糖尿病の人は癌の発症率が高い
など現代病の問題点が沢山ある
≪コレステロール≫
糖質制限をするとコレステロールが上がるのは事実
しかしカラダ全体のコレステロールのうち
食事由来…20%
肝臓由来…80%
食事由来のコレステロールを減らすと肝由来のコレステロールが上がる
≪最も大切なこと≫
「グルコーススパイク(食後高血糖)をつくるな!」
「血糖を乱高下させるな!!」
食後高血糖は血管内皮細胞を傷害する→血管イベントリスク↑↑
AGEs(終末糖化産物) は糖尿病の人の方が溜まりやすい
AGEsは一度溜まるとそのまま蓄積(不可逆的)
血管イベントのトリガーとなる
≪ケトン体≫
糖質制限をしている方が求めるケトン体・ケトン代謝
カラダが利用するエネルギーを食事から摂取している糖に由来するのではなく肝臓の糖新生から発生させることでケトン体が分泌するようになる
この代謝経路を回しヒドロキシラジカル(酸化)の活性化を抑えるためカタラーゼ・MnSODなどの酵素活性を上げる必要がある
カタラーゼには鉄(Fe)がMnSODにはマンガン(Mn)といったミネラルが必須
糖質制限食は元々は小児てんかんの治療食であった
≪ケトン体の増やし方≫
・糖質は摂取してください
・摂取量は1日80gを目安(疾患・体質や目標により差をつける)
・糖質10%未満の食材はNoカウント
→インスリンの追加分泌を促さない
・インスリン分泌が高い間は脂肪は燃えない
・グリコーゲンを使うための低糖質食
カラダは糖がなければグリコーゲンを使う
下図)牛丼大盛り1,000kcal VS 和牛ステーキ1,000kcal
≪タンパク質≫
海外の実験データ
肉800g/day食べ続けても血清Fe↓
しかしフェリチン値↑
つまり利用できる鉄が増えたことを意味する
タンパク質摂取の目安量(1日量)
男性60g/kg/day → 体重50kgで300g
女性50g/kg/day → 体重50kgで250g
≪ミネラル≫
Ca Mg K アルカリ化するミネラル達
を摂ることで肉で酸性に傾くのをコントロールする
骨密度低下も防ぐ
Mg不足…筋の攣り・眼瞼痙攣・冠攣縮性狭心症など
筋が小さいと糖の摂取時に行き場がなく血糖が上がりやすくなる
そのためみなさん運動を取り入れている
カロリー制限すると甲状腺ホルモンの分泌↓となるためしっかり取る
野菜は肉と同程度(400g/day)摂る