私は0歳児から最高齢で97歳の方にお薬をおつくりした経験があります
このように漢方薬は幅広い年代の方に用いられます
当然その方に合わせた調合が必要になりますので一律では対処しきれません…
現在は93歳の女性に漢方薬をおつくりしているのですが1週間毎様子をみながらにしています
認知症を患っておりますが元々健康なお身体だったためか大病を患うことなく過ごされてきました
昨夏までは年齢相応の食事量を摂られておりましたが秋口から少しずつ量が減ってまいりました
食事量が減ってしまうと当然体重も減少します
この状況を漢方では陰陽両虚(いんようりょうきょ)といいます
漢方は魔法ではありませんから薬だけで体重を増やす事はできません
ご自身の自然な力に任せることを第一に考えサポートします
食事量が減ってしまえばその食事量から得られるエネルギー摂取の効率あげます
毎日通われているデイサービスの方々が驚くほど体が動きます
寝たきりになることなく毎日時間になればお迎えの車に乗り出かけて行きます
支える力が落ちてきている場合には体重を増やす事もある意味負担なのかもしれません
”摂りたくない”や”摂ろうとしない”はカラダからのサイン
ご自身にとって必要な食事量を摂っていただき、寝たきりにならないためのサポートをして行きたいと思います