2016年5月に初めてご相談にいらしてから約2年
先月末に患者さんが亡くなられました。御年90。
5年前に認知症とわかりそこからご家族の必死の介護が始まったそうです。
しかし暴言を吐くような荒々しい様子はみせず、亡くなられる1週間前まで毎日デイサービスに通い続けました。
デイサービスでは皆さんと楽しそうに歌を歌ったりお話をされたりしていたそう。
体重は30キロ台まで落ちました。食欲が落ち固形物を摂ることが困難な状態でもです。
ご家族は寝たりきり・床ずれを心配されていましたがそれは回避することができました。
ヒトは亡くなる直前に熱を発すると言われています
そのことは訪問医からも指摘されていたそうです
亡くなる前日に42℃の発熱
そして翌明け方に微熱があり、そのあと息を引き取られたそう
ご家族はあんな高熱を出すほど体力があったのかと驚きましたと
傷寒論11条 陰盛格陽
「病人身大熱、反欲得近衣者、熱在皮膚、寒骨髄也;身大寒、反不欲近衣者、寒在皮膚、熱在骨髓也。」
ご本人・ご家族のために少しでもお役に立てたなら…
ご冥福をお祈りいたします