補腎という概念は現在の私の中にはありません
薬物が腎の機能を回復するというならわかります
*ただし腎の生理についても疑問は多々あります
腎精=先天の精+後天の精
であり
先天は父母から受け継いだ絶対的なもの
後天は飲食物から得られる精であり先天を補う
と言っている
では補腎となんぞや??
私は以前は腎虚とは腎という器に穴が開いていて
その穴から腎精が漏れ出てしまうがためになる
補腎とはその穴を埋めることだと考えていました
地黄はその漏れ出ていくのを防いでいるのだと
しかし今はこの考えを捨てています
理論派が都合よく解釈しているように感じてなりません
本当に患者さんを診ていますか?
八味丸・右帰飲・左帰飲を使ってどれだけ良くなるのですか?
「理論が正しいからそれでよい」は目の前の患者さんには通じません。
小児期の発育障害は補腎をしたから良くなったのでしょうか?
補腎をしなくても成長したとは考えられませんか?
私は上の理論を見てもご飯が大切だと思います
薬物は人の臓器・器官がもつ機能を回復しているに他なりません
人参は胃の津液を増します
→その結果として飲食物から得られる気・血・津液が増します
人参が気を増すのではありません
ヒトの機能を通さないとおかしなことになります
当帰→補血も同様です…
この理論が成立するなら変なものを食べるより
漢方薬だけで生きていったほうがはるかに成長するはずです
腎虚腰痛ですか?
八味丸ではないうちの処方で皆さんとても楽になっています(#^^#)