不妊治療で考えていること

下図はホルモン分泌の流れです

卵巣が子宮の状態を見て脳へフィードバックしGnRH(ゴナドトロピン放出因子)を分泌

下垂体がそれを受けてFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)を分泌し

排卵→月経をコントロールしています

つまり

外からホルモンを入れる(ピルを服用する)とカラダはこのサイクルをサボってしまうわけです


今回は私が不妊の相談を受けたとき何を考えているかご紹介します

 

先にお断りすると

漢方は特別な力があるわけではありません

ご自身(ヒト)がもっている自然な力を取り戻すお手伝いをしているだけです

 

『月経=子宮内膜の剥離・排出』の状況を伺って

今のお身体の状態を判断いたします

 

そして今よりキレイな血で覆ってあげることで

『子宮は良い状態ですよ』と卵巣に教えてあげます

 

すると脳へのフィードバックは

「おっ!?今は良い状態だからGnRH分泌を高めよう」となり

「FSH・LHの分泌も高まる」

「卵の生育が良くなり、内膜の状態もよくなる」好循環が生まれる

「妊娠しやすくなる」

という流れをつくっているわけです


ちょっとテクニカルなお話になりますが

 

私は不妊治療では ”活血”を意識的にやっています

 

漢方相談にこられる不妊相談の方は何かしらの問題を抱えています

産婦人科にもすでに通われており

  • 婦人科疾患を抱えている
  • 人工、体外受精を何度か試している
  • そもそも月経がまともに来ていない

など

もちろんその方、個々のお身体の状態を診ていますが

”活血”を意識した配合をすることで妊娠の確率が上がっているように思います

 

扱う薬草としては”当帰” ”紅花” ”桃仁”を1つまたは複合して構成を考えます

妊娠がわかっても続けて大丈夫でしょうか?と質問を受けます

私は続けてもらっています

それまで必要だった薬草が急に必要なくなることはありません

これら活血薬を服用して頂いて流産に至ったケースは経験しておりません

 

妊活はメンタルも大事ですから

3+3の期間を決めてお受けしています

*月経を整えるまでに3か月+整ってから3か月

もちろんそれまでに妊娠される方も沢山います

また漢方で月経治療は西洋の不妊治療と違う点があります

もし3+3の期間にうまくいかなかったとしてもご自身のお身体は整っています