絵がひじょーーーーに雑ですが
これが五苓散の正証だとしてください💦
つまり外邪侵襲によって水の偏在が発生!
- 消化管に溢れる・・・下痢、嘔吐
- 血脈中は水不足・・・口を栄養できず口渇
- 腎膀胱はカラッカラ・・・尿不利
ここでの薬草の働きは図のように考えています
- 朮…腸管から水を吸収→下痢とまる
- 茯苓…偏在している水を調整
- 桂枝…血脈に気を送ることで水も巡る→口渇とまる
- 豬苓…腎⇉膀胱とひたすら水を送る→尿不利治る
- 沢瀉…よーわからんw
今回私は怪我の直後に二度穿刺して血液を抜いてもらいました
1度目に50cc 2度目に100ccが抜けました
これは脈外に漏れ出た機能を失った血なので瘀血と捉えることができるでしょう
昔は瀉血・吸玉などで抜き取っていたものです
それから10日程たったとき腫れが引かずに困っていたため
五苓散+桂枝茯苓丸
をエキス剤で飲みました
すると3日目には明らかに腫れが引きお皿がクッキリと見えていました
整骨院の先生も驚いていた程だったので相当抜けていたようです
さて関節水腫に対する五苓散の働きを絵してみました↓
この場合
五苓散の正証にあった口渇・尿不利がありません
つまり
- 血脈中の水は正常
- 腎膀胱の水は正常
ということがわかります
しかし関節に異常な水溜まりがあったためこれを沢瀉で血脈へ運びそれを巡らせ利尿させたと解釈しています
尿量は明らかに増えました
また桂枝茯苓丸を足したのは
関節の腫れの原因は水だけでなく血にもあると考えたためです
- 桃仁は破瘀
- 牡丹皮と芍薬は清熱
注意しなければならないのは「猪苓は瀉して護らず」ということ
つまり延々使い続けると津液の枯渇を招く可能性がある
私は10日間服用しました